お母様の振袖で、 思い出と共に大人への一歩を
■増えてきた「ママ振袖」
成人式の振袖といえば、レンタルするか購入するか、という方が多いですが、最近、お母様の振袖を着る「ママ振袖」もメジャーになってきています。 その背景として、住宅のリノベーションのように、古いものに手を加えて新しい価値を生み出す取り組み、そして、目まぐるしく新しいものや技術が開発される時代だからこそ、既存のものを大切にしようという考え方が社会全体に浸透していることもあるのではないかと思います。 また、高校卒業後、実家から出て一人暮らしをしながら学校に通うお嬢様は、お母様やお姉様の振袖に袖を通すことで、あらためてご家族の愛情を感じる機会になっているようです。
■ママ振袖の良いところ
その1:お母様の思い出を感じられる
ママ振袖の一番の良いところは、なんといってもお母様の思い出が詰まっていることでしょう。
お嬢様にとっては、お母様との繋がりをあらためて強く感じられたり、感謝の気持ちを表現するひとつの手段として選ばれていると思います。
一方、お母様やご家族様にとっては、懐かしい思い出に心が弾み、お嬢様の成長をより一層感じられるひとときになっているようです。
その2:周りと差がつくオリジナリティ
お母様の振袖と聞くと、古くさくならないか心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、袋帯や半襟、重ね襟、帯揚げ、帯締め、バッグなど、合わせる小物を替えるだけで、がらりと雰囲気が変わります。
振袖はお母様のもの、小物はお嬢様のお好みに合わせて新しいアイテムを選んでいただき、世界に一つだけのコーディネートを楽しむことができるのです。
■ママ振袖の注意点
着物にも「サイズ」があります
着物は誰でも着られるフリーサイズ、と思っていませんか? 確かに、着物は着丈を「おはしょり」で調節できることもあり、ある程度の差はカバーできます。しかし、身長差が10cm以上ある方の着物は、場合によってはお直しが必要になることもあるため、まずはお早めに確認することが大切です。 「直前に着てみたら袖や着丈が短かく、成人式での着用を諦めた」「袖を詰めて訪問着にしていたのを忘れていた!」など、思いがけない失敗談もあります。 お直しには時間がかかるため、余裕をもって対応できるように、お早めのチェックをおすすめします。
シミや変色は大丈夫?
汚れていないと思っていても、長期間の保管でシミになっていることもあります。
せっかくのお嬢様のハレの日、きれいな振袖で迎えたいですよね。
こちらもお早めに点検して、必要なお手入れをしておくと安心です。
First Collectionでは、振袖のレンタル、ご購入だけでなく、ママ振袖のサポートも行なっております。 お客様のご要望を伺いながら、すてきに見える小物の合わせ方や、「きものアフターケア診断士」の資格保有スタッフによる最適なお手入れのご提案など、きめ細かくご案内いたします。 どうぞご安心してご相談くださいませ。