おしゃれは足元から！草履・足袋・徹底ご紹介　熊谷行田店

2021.06.17

コーディネート

振袖小物

熊谷行田店

こんにちは。

いせや呉服店グループ振袖専門ショップファーストコレクション熊谷行田店の細井です。

成人式の振袖選びのコーディネートで、とことんこだわるお嬢様と、それ程こだわらないお嬢様が大きく分かれるのが足元です。

皆さんは、ご自身で人生の大事な日に着る洋服のコーディネートをする時に靴ってどうしていますか？　選んだ洋服に合わせて結構こだわりませんか？

そこで今回は、振袖をお召しになる時の足元のおしゃれについてお話しさせていただきます。

振袖をお召しになられたときの足元のおしゃれって？

そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まずは、最近の草履の素材についてご案内いたします。

草履の素材の種類は、大きく分けて３種類になります。本革（牛革）を使用した物、合皮を使用した物、帯地を使用した物に分かれます。

近年一番多く使われている素材は合皮になります。比較的安価で丈夫ですので幅広く普及しています。レンタルで貸し出されている草履の多くはこの合皮のものです。表面がツルツルしているため、汚れづらく、汚れてしまっても布で拭けば綺麗になるのでもお手入れも楽です。

一番見た目が豪華に見えますのが、京都の西陣織の帯地を使用した草履になります。だだし織物なので雨などの水気に弱いという点も有ります。現在では、その水気に弱い弱点を克服するために帯地で作った草履とバッグに撥水加工を施しているメーカーもございます。更に草履メーカーに依っては草履の底に滑り止めが付いている物も有ります。天候が雨の日でも滑り止めが付いていると安心です。

本革（牛革）の草履は大変丈夫で、雨などで濡れてもサッと布などで拭いてしまえば大丈夫です。只し本物の牛革を使用しますので値段的にちょっとお高目になります。

ぱっと見は合皮の草履とかわらないのですが、凝った物ですと牛革に刺繍を施した草履やバッグも有り、見た目が安価な合皮と差別化されています。合皮ですと刺繍を施すと生地がやぶれてしまいますので、そういった刺繍が出来ないのです。

草履のサイズの目安は？

現在の草履のサイズで一番多く流通しているサイズが、フリーサイズ（足の目安サイズ・23.5ｃｍ～25.0ｃｍ）と言うタイプの草履です。Mサイズ（目安サイズ23..0ｃｍ～24.0ｃｍ）サイズとLサイズ（目安サイズ24.5ｃｍ～25.5ｃｍ）の中間位になります。

ファーストコレクション熊谷行田店で取り扱っている草履のサイズはSサイズ（21.0ｃｍ～22.5ｃｍ目安）から3Lサイズ（目安サイズ26.5ｃｍ～27.0ｃｍ）とほとんどのお嬢様の足のサイズに対応出来るように品揃えをしていますのでご安心ください。

皆さんも靴を購入する時に経験された事が有るかと思いますが、メーカーによって同じサイズの24ｃｍの靴でも、丁度良い時と小さかったり、大きかったりする事が有りますよね。草履も一緒で、やはり同じMサイズでも草履メーカーによって若干の大きさの違いがございます。

今の話は、足の大きさ（足の平の長さ）の事ですが、足の巾も皆さんまちまちですよね。甲高の方もいらっしゃいますし、足巾の広めの方もいらっしゃいます。

靴の場合には、足巾の広い方だとEの数で見分けられますよね。3E（EEE）や5E（EEEEE）まで有りますよね。

草履の場合は、草履台（足の裏が付く土台の部分）が一般的な舟形（細身でつま先の部分がやや細くなっている形）の草履と、幅広の足の方向きの小判型（古銭の小判の形でつま先部分もかかと部分も同じ巾で出来ていて舟形よりも巾広に作られている草履）で、靴のEサイズの用に対応しています。

甲高の方の対応としては、鼻緒の部分を緩めることが出来ます。

一番綺麗な美姿になるのは草履からかかとが1ｃｍ程出る履姿といわれ、すっと美しい佇まいを演出してくれます。

昔と違って、今は足のサイズ大きい方よりも、足のサイズが小さいの方のほうが靴を探す際に苦労されているようです。

草履の色や高さってどんなのがあるの？

草履の大きさについてお話しましたが、違いは他にもあります。色と高さです。

やはり靴と一緒で、ヒールの用に高さにも違いがございます。

振袖用の草履の色で言いますと、金・銀・白・赤・黒が主な色合いになります。

変わり種ですと、ピンク・紺・黄色・青・紫などの色の草履が有り、中には２色使いの草履もございます。

土台になる芯（土台が何枚重なっているかを表すものです）振袖用の草履ですと２枚芯が主流ですが、近年ですと４枚芯や５枚芯など高さ8ｃｍを超えている草履もございます。身長が8ｃｍ盛れちゃう訳ですから、SサイズやMサイズの比較的小柄な足の小さめの方向けによく見られます。

小柄のお嬢様などは、草履の高さを気にして選ばれる方もいらっしゃる位です。

振袖を着るときの足袋って白だけなの？

振袖をお召しになる場合に一般的には振袖自体が未婚者の第一礼装なので、正装としてはやはり白足袋になります。

ですが昨今では成人式自体がかなり自由になってきています。私も毎年、当店でご成約者の多い熊谷市と行田市の成人式に出向き、お嬢様方の写真を撮らせていただいていますが、中には袴姿のお嬢様や、帯を体の前で結んでいるお嬢様、あるいは草履の代わりにブーツや厚底のスニーカー履いているお嬢様を見かける事も実際にあります。

そんな自由な成人式ですから、『友達や、皆と違った格好がしたい』とおっしゃるお嬢様に白の無地足袋ではなく、色つきのレースの足袋をご案内させていただいています。歩くと結構目立ちますよ。