成人式や前撮りが体調不良の日にあたってしまったらどうする? 熊谷行田店
こんにちは。
いせやグループ・ファーストコレクション 広報担当の高橋です。
成人式は慣れない振袖姿で緊張しがちです。
一生に一度の「晴れの日」は、体調管理にも気を付けて、最高の笑顔で迎えたいですよね。
とはいえ、女性には避けられない体調の波があるのも確かです。
もし、大事な成人式や前撮りが「生理」の日と重なってしまったら…
「振袖を汚したらどうしよう?」「気分が悪くなりそう…」と不安になりますよね。
しっかり準備をすれば、意外と大丈夫ですのでご安心ください!
今回は、「生理の日に振袖を着る」場合の対策についてお伝えします。
振袖の時の下着はどうすればいいの?
和装用のショーツも販売されていますが、特別な下着が必要なわけではありません。
振袖など着物を着る時には、次のようなことに気を付けて下着を選びましょう。
□縫い目の少ないもの(下着のラインがひびかないように)
□色が透けないもの(白地など色の薄い振袖の場合)
□トイレの時に脱ぎ着がしやすいもの
和装ではヒップの周りをぴったり着付けますので、
後ろ姿や座った時などに下着のラインが見えてしまうことに注意が必要です。
縫い目が少なく、外側にひびきにくいタイプの下着を選びましょう。
また、ウェストまで隠れる下着だと帯の下に入ってしまうので、
トイレのときに着脱しにくくなります。
和装の時には、「はきこみ丈」が深すぎないもの(ローライズタイプ)がおすすめです。
生理の時には、経血漏れを防ぐために、以下のような対策をしている方が多いと思います。
□防水布が大きいもの(夜用タイプ)を選ぶ
□ショーツの上にオーバーパンツを履く
サニタリーショーツは黒など濃い色のものも多いですが、
振袖の色や柄によっては透けてしまうので避けましょう
(地色の濃い振袖なら問題ありません)。
やはり、防水面が広い「夜用タイプ」のショーツが安心です。
ショーツの上にオーバーパンツを履けば、
経血漏れ対策に加えて「冷え対策」にもなりそうです。
ただし、和装の場合は特に、トイレでの着脱のしやすさにも注意してください
(締め付けすぎは体にも良くないようです)。
トイレ対策が重要です
和装に慣れていない方にとっては、着物を着てトイレに行くのは不安ですよね。
和装の時には、着崩れたり、着物を汚したりしないように、トイレの仕方に注意が必要です。
成人式や前撮りの前に、「振袖姿でのトイレ」の手順をしっかり確認しておきましょう。
□両袖(たもと)を帯の前で結ぶか、帯締めにはさむ(クリップでとめる)
□振袖、長襦袢、裾除けの順に裾をめくり上げる
□まとめた裾をしっかり両脇にはさんだ状態で用をたす
□裾除け、長襦袢、振袖の順に裾をきれいに元に戻す
□おはしょり、帯、袖などをチェックする
生理の時には、経血漏れだけでなく、
ナプキンの交換時に着物を汚さないように注意しましょう。
特に、振袖は袖が長くて扱いにくいので、
「着物クリップ」を用意しておくのがおすすめです。
両袖をそろえてクリップで帯にとめれば安心です。
専用のクリップ以外に、ヘアクリップや書類用のクリップなども使えますが、
着物の生地を傷つけないものを選びましょう。
気になるフェムテックや新しい下着は事前にお試しを
ここ数年の間に、女性の健康や生活をサポートする「フェムテック」の分野もずいぶん進歩しました。
タンポンを使えば、写真撮影や式典などで、長時間トイレに行けない場合も安心です。
最近では、「機能性ショーツ」や「吸水性ショーツ」など、
ナプキンをつけなくてよい下着もあります(振袖着用時には、念のためナプキンの併用をおすすめします)。
生理中もなるべく快適に過ごせるように、いろいろと試してみると良さそうですね。
ただし、新しい下着や生理用品は、実際に使ってみないと使用感がわからないものです。
使い慣れた下着のほうが心理的にも安心ですので、事前に試しておくようにしましょう!
私は、以前、和装時に便利だと聞いて、和装用股割れショーツを試したことがあります。
友人と着物で観劇に行くときに、ふと思い立って使ってみることにしました。
下着そのものは確かに便利で良かったのですが、普段から使い慣れていないので、
何となくソワソワして落ち着かず、観劇を楽しむことができませんでした。
成人式や前撮りに生理の日が重なるかどうか不明な場合でも、
もしもの場合に備えて、下着や生理用品などはしっかり準備しておくことが大切です。
冷え対策や着付け時のポイント
生理の時には、体調そのものにも注意が必要ですね。
できる限り体調を整えて、前撮りや成人式に臨むようにしましょう!
生理の時は、「身体を冷やさないこと」が大切です。
実は、正絹(シルク)の着物は保温性が高く、
着付け時に体型補整用の綿を入れることも多いので、振袖姿は意外と温かです。
冷えが気になる方は、保温性インナーなどを着用しても構いません。
襟元から見えないように、襟口が大きく開いた物を選びましょう
(着付けスタッフにご相談ください)。
このほか、和装時には、「襟元」「袖口」「足元」の3か所が冷えますので、
ここを重点的に対策しましょう!
襟元にはファーショールなどを着用するといいですね。
足袋もネル裏地など冬用の温かい物がありますし、足袋の下に和装ストッキング(ひざ下丈)を重ね履きするのもおすすめです。
手元の冷え対策には、カイロを準備しておくとよいでしょう。
私は冬に着物を着る時に、ひじの近くまであるロンググローブを付けます。
ネイルを楽しむお嬢様が多いので、振袖姿で手袋をする方は少ないですが、
「冷え対策」としてはおすすめのアイテムです。
指先が開いているタイプなら使いやすいかもしれません。
また、生理の時には「身体を締め付けない」ようにすることも重要です。
「着物の着付けは苦しそう…」というイメージがあるかもしれませんが、
プロの着付け師は「苦しくない着付け」にも十分に配慮してくれます。
特に、生理などで体調面に不安がある場合は、着付けスタッフに伝えるようにしてください。
着付けの後に、トイレの仕方などについても簡単に説明を受けておくと安心です。
成人式や前撮りは、一生の思い出に残る特別な日です。
しっかり準備をして、素敵な笑顔で迎えられるようにしたいですね!
何かご不明な点がありましたら、気軽にお問い合わせください。
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埼玉県深谷市の老舗呉服店「いせや」グループの振袖専門店です。
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