成人式でお召しになった振袖や長襦袢のたたみ方　熊谷行田店

2022.11.19

成人式

振袖

こんにちは熊谷行田店の細井です。

来年度の成人式までに２ヶ月余りの今回は、成人式後にお嬢様の振袖やママ振袖をご利用の皆様がご苦労なさっている振袖や長襦袢のたたみ方についてです。

振袖のたたみ方は、基本的にはお母様がお召しになる袖の短い（１尺３寸・４９ｃｍ前後）訪問着や小紋などのたたみ方と一緒ですが、振袖の場合は袖が長い分（３尺・１１４ｃｍ前後）袖を二つ折りにする事になります。
仕立て上がっている着物のたたみ方には、皆様が箪笥や衣装箱に着物をしまう時のたたみ方は『本だたみ』です。
今はあまり見掛けなくなりましたが『元禄だたみ』というたたみ方もあります。
ここでは一般的に使われる『本だたみ』の方法をご案内いたします。

＊振袖のたたみ方（本だたみ）＊

先ずは、きれいな床に振袖を広げるのですが、きものを着るお稽古ごとをされている方がご自分できものを着る時に使う衣装敷紙をお持ちでしたらその衣装敷紙の上でたたむと汚れる心配が無いのでお勧めです。
当店でもお客様のお持込みの振袖をスタッフがお嬢様に着装する時や、クリーニングで着物をお預かりして汚れのチェックを行う場合には、必ず衣装敷紙を敷いた上で行います。

振袖をきれいにたたむときのポイント

きものは、襟をキチンとたたむのが決め手です。
襟肩をキチンと折り、襟丈を伸ばして整えます。
広襟は、襟肩まわりを内側に折り、両肩の角を三角に形良く収めます。

＊振袖のたたみ方（袖だだみ）＊

たとう紙に入れてしまわない時、例えばレンタルや着た後のクリーニングに持っていくときなど、本だたみよりももっと簡単なたたみ方がございますのでご紹介します!!

本だたみに対する仮のたたみ方で、一時的にたたむ場合に用いる『袖だたみ』があります。
袖だたみは、着物を広げてたたむ場所がない場合や急いでいる時等に適した一時的なたたみ方です。
長期間保存する場合などには『本だたみ』をします。
立った姿勢でたためる事も袖だたみの便利な点です。
ファーストコレクションでは、お嬢様の振袖選びの際に何枚か試着をします。
お嬢様が試着をされて脱いだ振袖を私達スタッフが一時的に片付ける際に袖だたみをします。

振袖を脱いで軽くたたんでおいておくときなど、簡単にコンパクトになるので覚えておくと楽かもしれません。

袖だたみの手順です。
１.両袖に腕を通し左右の外袖を合わせ、袖山を重ねます。
また、左右の後ろ身頃もあわせ、脇縫いを合わせます。

２.重ねた両袖を袖付けの位置で、身頃に向かって折り返し肩山と袖山が重なる
ように整えます。

３.身頃を半分に成るよう二つ折りにします。

４.完成です。必要であればさらに身頃をもう半分になるように折ってください。