綺麗なだけじゃない、柄に込められた意味 熊谷行田店
こんにちは!
いせや呉服店グループのファーストコレクション熊谷行田店・営業の森田と申します!
振袖って色々な柄があって、どれも綺麗で可愛いですよね♡
実はそれぞれに意味が込められているのをご存じでしたか?
いくつかご紹介いたしますので、これから振袖を選ばれる方はぜひご参考にどうぞ!
すでにお選びになった方も意味が分かれば、より一層愛着が湧き、
ヘアメイクや帯結びなどのヒントになるかもしれませんよ。
桜
昔から日本人に愛されてきた、日本を代表する花。
振袖の柄としても人気のある花です。
生命力溢れる春にあっという間に咲くことから、「豊かさ」や「繁栄」の意味があります。
また「春=物事の始まり」という意味で、縁起の良い花とも言われています。
可愛らしいデザインのものが多いです。
牡丹
美しく華やかに咲く牡丹。中国では百花の王と呼ばれているそうです。
意味はその見た目から「豪華」「富貴」「幸福」。
―立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花―
女性の美しさを表す言葉にも使われています。
菊
平安時代には厄除けに使用され「邪気払い」「無病息災」「長寿」といった意味があります。
とても格式の高い花で、日本の皇室の御紋も使われています。
椿
冬に咲く椿は「永遠の美」「気取らない美しさ」。
椿油を使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
椿には神秘的な力が宿るとされ、「厄除け」の意味もあります。
松
神が宿る木ともいわれ、1年中枯れることのない緑の葉から「不老長寿」の意味があります。
格調の高い紋様です。
竹
節目を付けながら真っ直ぐ伸びる竹の意味は「成長」です。
梅
桜とともに、古くから愛されてきた梅。
冬の寒さに耐え、春一番に花を咲かせる梅は「女性の強さ」を表現しています。
松竹梅は、生命力溢れる柄なのです!
橘(たちばな)
橘とはみかんの一種です。日本で唯一の野生のみかんだそうです。
古事記には不老不死の桃源郷「常世の国」に自生していると書かれています。
そこから「長寿の願い」が込められるようになりました。
バラ
「愛」と「美」の象徴的な花。
一口にバラと言っても種類が非常に多く、色によって意味が異なります。
赤:愛情・情熱・恋
白:純潔・深い尊敬
ピンク:上品・美しい少女・感銘
青:奇跡・夢叶う
同じ色のバラでも、本数によって意味が変わってきます。
バラ柄の振袖を選んだお嬢様は、描かれているバラの本数を数えてみてはいかがでしょうか?
蝶々
幼虫→さなぎ→成虫へと姿形を変え、美しい姿へと成長していく蝶々は「不死不滅」の意味があります。
また天に昇る縁起のいい生き物です。
鶴
鶴は千年、亀は万年!「長寿」として有名な鶴は、鳴き声が高くよく通り、
「天と地を繋ぐ存在」として、とてもありがたい鳥とされています。
手毬
江戸時代後期に装飾的な手毬が流行りました。
丸い形から「可愛さ」「女性らしさ」を感じさせます。
「何事も丸く収まりますように」といった意味が込められています。
扇
その末広がりの形から「発展」「繁栄」の意味が込められ、縁起がいいとされています。
御所車
平安貴族達が乗っていた牛車で、源氏車とも言います。
王朝文化の象徴として古くから親しまれ、「高貴」「雅」という意味があります。
貝桶
平安時代から伝わる遊び・貝合わせの道具を入れる容器の事。
貝合わせとは、ピッタリ形の合う貝を見つける神経衰弱に似た遊びです。
そこから「夫婦円満」の意味が込められるようになりました。
ただ綺麗だから描かれているのではなく、
1つ1つに意味や願いが込められています。
その思いを感じ取って、振袖を楽しんでいただけたらと思います。