綺麗なだけじゃない、柄に込められた意味 熊谷行田店

2021.01.20
振袖
熊谷行田店

こんにちは!
いせや呉服店グループのファーストコレクション熊谷行田店・営業の森田と申します!

振袖って色々な柄があって、どれも綺麗で可愛いですよね♡

実はそれぞれに意味が込められているのをご存じでしたか?

いくつかご紹介いたしますので、これから振袖を選ばれる方はぜひご参考にどうぞ!

すでにお選びになった方も意味が分かれば、より一層愛着が湧き、

ヘアメイクや帯結びなどのヒントになるかもしれませんよ。

 

昔から日本人に愛されてきた、日本を代表する花。

振袖の柄としても人気のある花です。

生命力溢れる春にあっという間に咲くことから、「豊かさ」や「繁栄」の意味があります。

また「春=物事の始まり」という意味で、縁起の良い花とも言われています。

可愛らしいデザインのものが多いです。

 

牡丹

美しく華やかに咲く牡丹。中国では百花の王と呼ばれているそうです。

意味はその見た目から「豪華」「富貴」「幸福」。

―立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花―

女性の美しさを表す言葉にも使われています。

 

平安時代には厄除けに使用され「邪気払い」「無病息災」「長寿」といった意味があります。

とても格式の高い花で、日本の皇室の御紋も使われています。

 

椿

冬に咲く椿は「永遠の美」「気取らない美しさ」。

椿油を使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

椿には神秘的な力が宿るとされ、「厄除け」の意味もあります。

 

神が宿る木ともいわれ、1年中枯れることのない緑の葉から「不老長寿」の意味があります。

格調の高い紋様です。

 

節目を付けながら真っ直ぐ伸びる竹の意味は「成長」です。

 

桜とともに、古くから愛されてきた梅。

冬の寒さに耐え、春一番に花を咲かせる梅は「女性の強さ」を表現しています。

松竹梅は、生命力溢れる柄なのです!

 

橘(たちばな)

橘とはみかんの一種です。日本で唯一の野生のみかんだそうです。

古事記には不老不死の桃源郷「常世の国」に自生していると書かれています。

そこから「長寿の願い」が込められるようになりました。

 

バラ

「愛」と「美」の象徴的な花。

一口にバラと言っても種類が非常に多く、色によって意味が異なります。

  赤:愛情・情熱・恋

  白:純潔・深い尊敬

  ピンク:上品・美しい少女・感銘

  青:奇跡・夢叶う

同じ色のバラでも、本数によって意味が変わってきます。

バラ柄の振袖を選んだお嬢様は、描かれているバラの本数を数えてみてはいかがでしょうか?

 

蝶々

幼虫→さなぎ→成虫へと姿形を変え、美しい姿へと成長していく蝶々は「不死不滅」の意味があります。

また天に昇る縁起のいい生き物です。

 

鶴は千年、亀は万年!「長寿」として有名な鶴は、鳴き声が高くよく通り、

「天と地を繋ぐ存在」として、とてもありがたい鳥とされています。

 

手毬

江戸時代後期に装飾的な手毬が流行りました。

丸い形から「可愛さ」「女性らしさ」を感じさせます。

「何事も丸く収まりますように」といった意味が込められています。

 

その末広がりの形から「発展」「繁栄」の意味が込められ、縁起がいいとされています。

 

御所車

平安貴族達が乗っていた牛車で、源氏車とも言います。

王朝文化の象徴として古くから親しまれ、「高貴」「雅」という意味があります。

 

貝桶

平安時代から伝わる遊び・貝合わせの道具を入れる容器の事。

貝合わせとは、ピッタリ形の合う貝を見つける神経衰弱に似た遊びです。

そこから「夫婦円満」の意味が込められるようになりました。

ただ綺麗だから描かれているのではなく、

1つ1つに意味や願いが込められています。

その思いを感じ取って、振袖を楽しんでいただけたらと思います。

 

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