長い年月、振袖を楽しむには?

新製品や技術が次々に登場する現代ですが、日本で伝統的に着用されてきた「着物」は、きちんと手入れをすることで、親娘で、姉妹で、時を超えてシェアすることができます。 成人式以外でも振袖を楽しみ、そしていつかはお子様へ……。すてきな思い出も、色鮮やかに受け継いでいきたいですね。 さて、そのためにも振袖には「お手入れ」が必要です。ご質問も多くいただくことが多い分野。 今回は、First Collectionの店長で「きものアフターケア診断士」の資格を持つ細井店長が、振袖のお手入れ・アフターケアについてお話します。 (聞き手:いせやグループ ウェブ事業部)

                   振袖

■成人式から帰ってきた後、まず何をすれば良いでしょうか?

店長)
まずは、振袖や長襦袢を着物用のハンガーにかけて、2〜3時間日の当たらない場所で干すようにしましょう。その他の帯や小物類も、ハンガーにかけて湿気を飛ばしてください。湿気が残ったまま収納してしまうと、カビの原因になってしまいます。
そして、この干している間に、シミがついていないかも点検しちゃいましょう。汚していないつもりでも、襟元に化粧品や食べ物のハネが付いていることもあります。気がつかずにそのまま長期間保管をしてしまうと、やっかいな頑固ジミになってしまうので、早めに専門家に相談してください。
しばらく着用しない場合は、必ず一度着物専門のお手入れに出すなどして、きれいな状態で保管することが大切です。

                           箪笥
                           きものアフターケア診断士修了証

■自宅では、どのように保管すれば良いでしょうか?

店長)
まずはきれいにたたんでいただき、着物専用の「たとう紙」に包みましょう。ビニールの袋に入れるのはNGです。通気性が悪いので、絹製品の振袖にとってはこれもカビの原因となってしまいます。
着物は重ね過ぎに注意して収納し、着物用の防虫剤を振袖に直接触れないように置いていただければ、完了です。
プラスアルファで、タンスは湿気を防ぎ、虫を寄せ付けない「桐タンス」、保管場所は、通気性の良い「南側のお部屋」が最適です。

■収納後、お手入れは何か必要ですか?

店長)
はい、お伝えしている通り、振袖は水分に弱いので、年に一度はタンスから出していただき「虫干し」をしていただきたいです。
「虫干し」は、カビや虫害を防ぐために、日が当たらない場所で風に当てる作業になります。湿度の低い晴れた日に、振袖を裏返しにして着物ハンガーにかけ、2〜3時間ほど干していただければと思います。
手間はかかる作業かもしれませんが、年に一度思い出に浸る時間にもなりますし、ご家族様とのお話のきっかけにもなります。
さらに振袖への愛着が湧いてくることと思いますので、正しいアフターケアで、長く振袖を愛していただけたら嬉しいです。

                   振袖全身写真

以上、ファーストコレクション熊谷行田店 細井店長へのインタビューでした。 振袖のアフターケアについて、もっとお話を聞いてみたいという方は、ぜひお気軽に、First Collectionまでお問い合わせくださいませ。