【ママ振袖マニュアル応用編】手持ちの振袖が本当におしゃれになるの?

                        最近では「ママ振袖」という言葉もすっかり定着してきました。「母の振袖を娘が受け継ぐ」というのはとても素敵なことです。
お母様が成人式で着た振袖は、20年以上前に作られた振袖ということになりますが、良質な着物は、大切に保管すれば数十年たってもちゃんと着られます。
とはいえ、新品の振袖のようにおしゃれに着られるのかどうか心配…というお嬢様も多いですよね。
今回は、知れば納得!な「ママ振袖をおしゃれに着こなせる理由」についてお伝えします。

>>理由①ヴィンテージ調の振袖が人気です
>>理由②不変の魅力を持つ「振袖」
>>理由③振袖はコーディネートが重要!
■「ママ振袖」の魅力をコーデで演出
■「ママ振袖」が見違えるコーディネート
>>理由④髪型・メイク・ネイルが最後の決め手!

理由①ヴィンテージ調の振袖が人気です

振袖は日本の伝統的な民族衣装として、形や仕立て方、着付けの方法などは明治時代以降、基本的に変わっていません。
一方で、振袖の色柄やデザインは時代ごとに変化しています。洋服ほど短いサイクルではありませんが、流行によるデザインの変遷もあります。
そして、今、ママ振袖をおしゃれに着こなせる絶好のチャンスが到来中です!ここ最近、振袖に関わる人たちの間では、去年ぐらいが大きな流行の節目だったという話がよく出ています。
2~3年前までは、色鮮やかで華やかなデザインの振袖が主流でした。お嬢様によって好みが違いますので、古典柄、キュートな柄、レトロ・ポップな柄など、スタイルは多種多様ですが、明るめの色で柄もふんだんに描かれた振袖が人気を集めていました。
ところが、去年ぐらいからは、比較的落ち着いたトーンで、「ヴィンテージ」感のある振袖が急速に注目されるようになっています。
実は、お母様世代の振袖には、そんなしっとりとしたデザインの物がたくさんあります。実際に20年以上前に作られた振袖ですので、最新の振袖とは違った「ヴィンテージ」振袖ならではの魅力があってとても素敵ですよ!

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理由②不変の魅力を持つ「振袖」

どの着物も、生地を織ったり染めたりして、着物の形に仕立てるまでにとても手がかかっていますが、振袖はその中でも「未婚女性の第一礼装」という特別な着物としてデザインされています。
振袖をデザインするためには、伝統的な技法や、色合わせ、文様などに関する知識はもちろん、実際に柄を描いたり配色を決めたりする感性と技術が必要となります。
振袖の作り手は、生地に織り出される地模様から、振袖の地色と柄の配色、振袖に描く模様と配置、染め方や装飾の技法に至るまで、緻密な計算をして振袖をデザインしています。「逸品」と呼ばれる振袖は、一つの「アート」として鑑賞の対象にもなるほどです。

不変の魅力を持つ「振袖」

そのため、振袖のデザインには流行による変化はあるものの、本来、一枚一枚が完成されたデザインになっていて、どの振袖にもしっかりとした魅力が備わっています。
「ママ振袖」は古臭くないかしら?とご心配のお嬢様も、どうぞご安心ください。上質な振袖には、年月を経ても決して変わらない良さがあるものです。
振袖のコーディネートに関わる専門スタッフは、作り手の意図をくみ取って、振袖本来の良さを生かせるように、お嬢様をサポートいたします。
主役はあくまでも振袖をお召しになるお嬢様です。丁寧に作られた良質な振袖は、振袖を着るお嬢様をちゃんと引き立ててくれますよ!

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理由③振袖はコーディネートが重要!

■「ママ振袖」の魅力をコーデで演出

振袖姿がおしゃれに見えるかどうかは、コーディネートで決まるといっても過言ではありません!
一枚の振袖に似合うコーディネートは一通りに決まっているわけではなく、お召しになるお嬢様の雰囲気や好みに合わせてコーディネートを変えることができます。
また、振袖のコーディネートやスタイリングにも流行やトレンドがあります。トレンド感を演出することで、お母様世代とはまた違った今っぽい着こなしを楽しむことができますよ!

■「ママ振袖」が見違えるコーディネート

●袋帯と結び方アレンジ
振袖用の袋帯には、「ふくら雀」や「立て矢」など伝統的な結び方があります。このような結び方には、袋帯を傷めにくいという良さがあります。
一方、現代の成人式では、たくさんのヒダを作って華やかに変わり結びをするのが主流になっています。
そのため、現代の振袖用の袋帯は、変わり結びがしやすいように、お母様世代の物に比べて、軽くて長い物に変わっています。
お母様の袋帯ももちろん着用できますが、モダンなデザインの袋帯にかえてみたり、お好みの変わり結びに挑戦したりするのもおすすめですよ!

「ママ振袖」が見違えるコーディネート

●振袖小物の合わせ方
振袖と袋帯に比べれば、小さなアイテムですが、帯締めや帯揚げ、重ね襟など小物類のコーディネートしだいで、振袖の着こなしががらりと変わります。
また、振袖小物の合わせ方は時代や流行による変化がありますので、ぜひ、最新のトレンドを意識して振袖小物をコーディネートしてみてください。

振袖小物の合わせ方

例えば、お母様世代では帯締め・帯揚げ・重ね襟が同色3点セットになっていることも多かったのですが、現代では、2:1の配色にしたり、すべて別色にしたり、同系色のグラデーションにするなど、振袖の着こなしをおしゃれに見せるテクニックが進化しています!
また、おしゃれな帯留めや飾りのついた帯締め、モダンなデザインの帯揚げ、重ね襟などもたくさんありますので、お嬢様の「なりたいイメージ」に合わせて自由に選ぶことができますよ。
ファーストコレクション熊谷行田店では、振袖の小物合わせについてのご相談も喜んで承りますので、どうぞお気軽にご来店ください。

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理由④髪型・メイク・ネイルが最後の決め手!

振袖をおしゃれに着こなすには、振袖のコーディネートだけでなく、全身のスタイリングが重要です!
同じ振袖でも、帯や小物とのコーディネートだけでなく、髪型やメイクなどを含めた全身のスタイリングで着こなしのイメージがかわります。

髪型・メイク・ネイルが最後の決め手!

「振袖のスタイリング」は、お嬢様のなりたい振袖姿のイメージに近づけるということです。
「クールで大人っぽい振袖姿」、「清楚で上品な振袖姿」、「モードっぽい個性的な振袖姿」、「ガーリーで可愛い振袖姿」など、理想とする振袖姿のイメージはお嬢様おひとりおひとりで違います。

メイク・ネイル

なりたい振袖姿に合わせて、ヘアスタイルや髪飾り、メイクやネイルにもこだわってみましょう!
振袖のヘアアレンジやメイクなどについてのご相談は、いつでもお気軽に当店スタッフまでお問い合わせくださいませ。

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[いせやグループ・ファーストコレクション 広報担当 高橋]

ファーストコレクション熊谷行田店は、深谷市の老舗呉服店「いせやグループ」の振袖専門店です。
当店では、ママ振袖プラン&特典をご用意しております。ママ振袖の着用をご希望されているお嬢様はぜひご利用くださいませ。