【振袖を着てよかった!】振袖が与えてくれること
成人式には振袖を着る予定だけど、ちゃんとした着物は七五三以来というお嬢様も多いかもしれませんね。
着物に興味のある方も、これまで興味がなかったという方も、実際に振袖を着てみると「やっぱり振袖を着てよかった!」と思われる方が多いようですよ。
今回は、「振袖を着るとどんないいことがあるのか」について特集します。
- >>振袖美人になれる!
- ■晴れの日の特別な着物で最高の笑顔に
- ■着物ならではのコーディネートを楽しんで
- ■いつもと違う自分を発見できる
- ■大人の女性への第一歩として
- >>日本の伝統文化を感じる!
- ■民族衣装としての「着物」
- ■振袖は「伝統技法」の宝庫
振袖美人になれる!
■晴れの日の特別な着物で最高の笑顔に
振袖姿のお嬢様を見ていつも思うことがあります。
それは、どのお嬢様も美人ばかり!ということ。お世辞でも誇張でもなく、振袖姿のお嬢様を見たら、多くの方が思われることだと思います。
「振袖」は、着物の中でも「未婚女性の第一礼装」という特別な存在です。
長い袖丈や絵羽(えば)模様になった色とりどりのデザインはもちろん、袋帯を変わり結びにした後ろ姿や、振袖用の素敵な小物類・髪飾りなど、振袖姿はそれだけで周りをぱっと明るくしてくれる華やかさがあります。
もちろん「振袖美人」になれちゃう理由は、それだけではありません。
振袖をお召しになったお嬢様は、自然と背筋がのびて、表情も「大人の女性」としての気品と自信に満ちあふれています。
内心は、初めての振袖にドキドキしているかもしれませんが、滑らかな手触りの振袖に袖を通せば、緊張しながらもみなさん笑顔になられます。はじけるような笑顔も、少しはにかんだ笑顔もとても素敵です。
街中で振袖姿のお嬢様を見かけると、「あら素敵!」と、道行く人もついつい見入っています(ご年配の方ですと、「綺麗ですね。おめでとう。」と声をかけている人もいますね)。
お嬢様が最高の笑顔で「晴れの日」を迎えられるように、ぜひ、お嬢様の気に入る運命の一着を見つけてみてくださいね!
■着物ならではのコーディネートを楽しんで
着物ならではの楽しみ方として、帯合わせや小物類とのコーディネートの楽しさがあります。
洋服とはまた違ったセンスを発揮して、おしゃれを楽しむことができますよ!
振袖の場合には、袋帯のほかに、帯揚げ・帯締め、重ね襟や半襟などをコーディネートします。
振袖や袋帯の色柄はもちろん、小物類もいろいろなデザインのものがありますので、「ああでもない、こうでもない」と、好みにぴったり合うものを選ぶのはとても楽しい時間です。
振袖選びは、ご本人とお母様という組み合わせでご来店される場合が多いですが、普段から一緒に洋服選びをするという母娘も、そうでない場合も、ぜひ一緒に帯合わせや小物選びを楽しんでくださいね!
■いつもと違う自分を発見できる
着物には芯の入った帯をしめますので、着物を着ると自然と背筋が伸びる感じがします。
半襟のついた襦袢の襟に、着物の襟を重ねてきちっと合わせると、何ともいえない厳かな気持ちになってきます。
着物の着付けは苦しそう…と思われるかもしれませんが、きちんと身体に合わせて着付ければ、ぎゅうぎゅうと締め付けることはありません。振袖の場合も、着付け師さんが調整してくれますのでご安心ください。
着物を着ると、洋服の時にはない心地よい緊張感を感じることができます。不思議と気持ちまでしゃきっとしてきますよ!
そんな「新しい自分」を発見できるのも、着物のよいところです。
30代や40代になってから、また着物を着始めるという方も多くいらっしゃいます。
普段から着物をお召しになるお母様はもちろん、着物を着るのは久しぶりというお母様も、お嬢様とご一緒に着物を着て成人式の家族写真を撮ってみませんか?
いせや呉服店では、お母様向けの訪問着レンタルも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
付き添いのご家族も着物をお召しになると、家族写真がいっそう華やかになります。
知人の娘さんは、ご本人のほかに、お母様、お祖母様、二人のお姉様の総勢5名で着物を着て記念撮影をされました。ついに3人姉妹が揃って振袖姿に!と、ご両親もお祖母様も喜びひとしおだったそうです。前撮りの後は、着物姿のままでちょっと豪華なランチを召しあがったそうですが、お嬢様にとってもご家族にとっても素敵な思い出になったことでしょう。
■大人の女性への第一歩として
初めての振袖姿ということで、緊張しすぎて笑顔がこわばってしまったらもったいないですよね。
振袖を着るためには、着物での立ち居振る舞いやマナー、着崩れ直しの方法などについて、ある程度事前に調べておくことになります。
日本文化における美しい所作やマナーは、着物姿が基本になっていることが多くありますので、普段の所作も自然と美しくなりますよ。大人の女性のたしなみとして、覚えておいて決して損はありません!
すぐに身に着けるのは難しいかもしれませんが、「振袖を着る」という実体験をすると、美しい所作がイメージしやすくなります。
振袖を着る前に、お手元にある浴衣やカジュアル着物を着て練習してみるのもおすすめです。
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日本の伝統文化を感じる!
■民族衣装としての「着物」
成人式に振袖を着ることで、日本の伝統文化をより身近に感じることができるのも大きなメリットです。
世界には多くの民族衣装がありますが、お祭りや結婚式でしか着用しない国や地域も多いそうです。
日本でも、普段から着物を着る人は少なくなりましたが、カジュアル着物から晴れの日の着物までバリエーションも多く、文化として今も受け継がれています。
特に、お宮参りや七五三、成人式、結婚式など人生の節目には、多くの人が着物を着て祝います。
日本人にとってはごく当たり前なことですが、着物をデザインする作家さんや、反物を織ったり染めたりする職人さん、着物に仕立てあげる和裁士さん、着物メーカー、問屋、販売店など着物に関わる人がいなければ成り立たない文化です。
私の知人の外国人は、「着物には日本文化の奥深さが感じられて素敵!日本人は着物文化についてもっと誇りに思うべき!」と熱弁していました。
グローバル化が進む現代だからこそ、日本の伝統文化を大切にしたいものです。未来を担う若い人たちは、なおのこと伝統文化に触れる機会があるといいですよね!
■振袖は「伝統技法」の宝庫
上質な振袖や袋帯には、伝統的な技法が数多く使用されています。
伝統技法や職人技の宝庫である振袖や袋帯を直に身に着けられるのも、素晴らしいことです。
振袖の生地には地模様が入っているものが多いですが、白生地の反物の時から模様が浮き出るように織り出されています。
梅や桜などの花柄やおめでたい柄など振袖の華やかな模様は、職人さんが丁寧に染めています。柄の上にほどこされた金彩や刺繍も伝統の職人技です。
袋帯は、帯の中でも格式が高く、伝統技法を使った高級な織り生地が使用されます。古典文様からモダンなデザインまで、タテ糸とヨコ糸を巧みに組み合わせて緻密な文様を織り出しています。
最後に、和裁士さんが一針一針丁寧に振袖や袋帯の形に仕立ててくれます。
成人式の振袖は、「着物」という日本の伝統文化を経験する絶好のチャンスです。「百聞は一見に如かず」と言いますので、ぜひ実際に振袖に袖を通してみてくださいね!
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[いせやグループ・ファーストコレクション 広報担当 高橋]
ファーストコレクション熊谷行田店は、深谷市の老舗呉服店「いせやグループ」の振袖専門店です。
振袖を着るといいことがたくさんありますよ♪ ぜひお嬢様のお気に入りの一着を見つけて、二十歳の記念日をご家族やお友達どうしで楽しんでくださいね!