振袖を着るのに必要な後板と三重紐【ママ振袖の方必見!!】 熊谷行田店
こんにちは。熊谷行田店の細井です。
朝晩が、急に寒くなりましたね。昼間はあんなに暖かいのに。
今のお嬢様方の振袖着付けには、お母様方の成人式の振袖着付けには使用していなかった着付け小物があります。
今回はお母様がおそらくお持ちで無いであろう振袖着付け小物についてご案内いたします。
*ママ振袖で成人式をお考えのお母様、お嬢様必見!*
ファーストコレクションでは、お母様の振袖をご着用になられる場合(ママ振袖)には、必ずお手持ちの振袖一式をお持ちくださいとお願いしています。
というのは、お母様がお持ちで無い着付け小物が存在するからです。
お母様の中には、ご自分でお持ちの着付け小物だけでお嬢様の振袖着付けが出来ると思い込んでしまっているお母様もいらっしゃるからです。
実際には、今のお嬢様の振袖着付けでは必要となっていますが、お母様の成人式の頃には使用していなかった着付け小物が存在します。
その中でも、お母様がお持ちで無い着付け小物を今回代表的な二品を取り上げたいと思います。
*中にはこんなお母様も!*
毎年のように11月、12月になってから、年明けの1月に成人式を迎えられるお嬢様の振袖を見にご来店されるお客様がいらっしゃいます。
中でも、お母様の振袖をご持参なさるいわゆる『ママ振袖』のお客様が多いようです。
「娘の成人式の振袖は私の振袖を着てくれるから、色々な振袖のお店から案内や電話が有るけど必要ないわ。」と安心しきっていたお母様、たまにお聞きする例で、前撮りや当日のお仕度の予約を忘れてしまって大失敗なんて事も!
いざ、ご自分の振袖一式をお店に持って行ったら、あれが無い、これが無い、あれも足りない、これは壊れていて使えない、さあ大変!
その中でも、まずお母様がお持ちで無いもの、それが『後板』と『三重紐』です。
*後板とは?なぜ必要?*
一品目は、『後板(うしろいた)』になります。
帯の下に入れて帯締めをしたときに使う和装小物の帯板には前板と後板があります。
前板は、帯締めをしてもよれずに、シワを防いで美しく見せてくれるための硬い板状の物で、様々の種類の物があります。
当店で、使用している前板は巾が43.5cmで高さが14cmの前板を使用していますが、長さや巾はまちまちで、様々の種類が存在します。
この前板は、きものをお召しになるときには必ず必要な物ですので、殆どのお母様がお持ちのものです。
それに対して後板は殆どのお母様がお持ちになっていません。
サイズ的には高さは14cmと前板と一緒ですが、長さが30cmと短くなります。
背中の中心部分30cmだけの長さで、前板と違い腹部の脇の部分までの長さはありません。
では何故、お母様方が前板はお持ちなのに、後板はお持ちでないのか?
一番大きな要因は、お母様方の成人式の頃と、今のお嬢様方の振袖の帯の結び方に違いがあるからです。
お母様方の頃の帯結びは、ふくら雀や立て矢結びといった帯結びが殆どで、背中の帯を締めた部分が見えなかったのですが、今のお嬢様方の振袖をお召しになった姿を見ると、帯の結び方は飾り結びが中心でより華やかな帯結びとなりました。
飾り結びとは、帯の羽を沢山作り体の高い位置で華やかにする帯の結び方です。
一方、ふくら雀や、矢羽根という帯結びはかっちりとした形で背中にしっかりと固定された安定感を思わせる帯結びになります。
>>後ろ姿も振袖美人に!昔の帯と今の帯の違いとは?おすすめ帯結びもご紹介!
お母様方の成人式の頃のこの二つの帯の結び方ですと、背中の帯を巻いた部分は見えていなかったののです。
それに比べ、体の高い位置で結ぶ飾り結びですと、背中の帯を巻いた部分がはっきりと見える位置に帯を結ぶ形になります。
後板はお太鼓や二重太鼓を結ぶときには使いません。
ふくら雀や矢羽根と一緒で、たれ先で背中の帯を巻いた部分が見えないからです。
後板は、前板よりも短いですが、帯を結んだときにお太鼓やたれ先で隠れない背中側の胴巻き部分までシワなく綺麗に整えてくれます。
*三重紐とは?なぜ必要?*
もう一品のお母様方がお持ちでない着付け小物が『三重紐(さんじゅうひも)・トリプル仮紐』です。
この三重紐とは、袋帯の飾り結びをする際に使われる、ゴムが三本重なった仮紐のことです。
三重紐は、他にも「三重仮紐」「トリプル紐」「トリプル仮紐」と呼ばれることもあります。
プロの着付師が開発したアイデア商品で、現在ではすっかりおなじみになったアイテムです。
三重紐が商品化される以前には腰紐を代わりに使用していました。
三重紐を使うことで、帯で華やかな羽根を作る際に使うことで、手早くでき、作った羽根が崩れにくくなります。
三重紐は、振袖や七五三の着物を着た際の後ろ姿を華やかに飾る帯結びに使われます。
背中にある三重のゴムの伸縮性により、帯の羽根や形を複雑にするだけでなく崩れにくくしてくれます。
さらに帯が痛みにくく、着物を着用している人への負担も少なくなるアイテムとして今では振袖着付けには、必需品とされています。
*三重紐の使い方*
先にも述べましたが、三重紐はゴムが三本重なり、両端にゴム幅と同じ幅の紐がついています。
種類によってはゴム幅や端に付いている紐の長さに違いがあります。
着付け師の流派によっては、ゴムが四本重なった四重紐を使用している流派も存在します。
三重紐は、三本のゴムの間に帯を畳んだ形にした物を通し、ゴムでおさえる事で華やかな帯結びを作ることが可能になります。
三重紐を使った帯結びは、何百と考案されています。
ゴムの部分を背中にあて、紐を前に回して結び、結んだ紐は帯に仕舞い込みます。
ゴム三本で、次の三箇所に帯を挟みます。
・一番奥のゴムと背中の間
・一番奥のゴムと真ん中のゴムの間
・手前の二本のゴムの間
上記の手順が初歩的な方法ですが、今では色々なアレンジで使われています。
*確認したらやっぱり無かったというお母様へ!*
心配になってご自身の振袖小物を確認したらやっぱり、後板と三重紐が無かったお母様。
慌てることはございませんよ。
ファーストコレクションでは、それぞれ単品販売もご用意させて頂いております。
価格も、後板:550円・三重紐:572円でお求め頂けます。
娘の成人式はまだ先と振袖小物の確認を先の伸ばしにしているお母様、今は成人式の前年に前撮り撮影がありますのでお気を付けくださいね!
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048-501-7620
(火・水定休)
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4/16 NEW OPEN
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0495-71-4466
(火・水定休)
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いせや:048-571-3161
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ファーストコレクション熊谷行田店はオープンしてから6年目、
熊谷市に店舗があり、いせやグループの中ではとても新しい店舗です。
本店は埼玉県深谷市にある「いせやグループ」唯一の振袖専門ショップで、お振袖選びからお写真、成人式当日まで一連してサポートさせていただいております。
そんなファーストコレクションだからこそご案内できることやお伝え出来る事があると思い、ブログを書かせていただいております。
住所は熊谷市佐谷田ですが一歩歩けば足袋の町行田市になります。
熊谷市・行田市・鴻巣市・羽生市、群馬県の館林市などの幅広い地域にお振袖のご案内をさせて頂いております!
レンタル・ご購入・ママ振袖・お写真だけの成人式など、多数のプランをご用意しており、成人式当日のお支度、前撮り撮影会も行っております。
また、着た後のお手入れなどもお任せください!
クリーニングや保管方法などもアドバイスさせて頂きます。
振袖、着物のことで困ったら、ぜひファーストコレクションをご利用ください!